在宅副業の確定申告を初めてやる人へ|e-Taxの入力手順をやさしく解説

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在宅副業の確定申告を初めてやる人へ|e-Taxの入力手順をやさしく解説

在宅で副業を始めて、迎える初めての確定申告。何から手をつければいいのか、画面のどこを触ればいいのか、最初は本当に迷いますよね。この記事では、準備するものからe-Taxの送信を終えるまでを、つまずきやすい順番どおりに整理しました。

📝 つむぎより

私自身も副業を始めた年は、e-Taxの「利用者識別番号って何?」で半日止まりました。今回あらためて国税庁の「確定申告書等作成コーナー」とe-Taxのご利用の流れ(2026年6月確認)を読み直し、初めての人がどこで手が止まるかを手順ごとに書き出しています。

📌 在宅副業の確定申告でやることの全体像

📅

令和7年分の申告期間は2026年2/16〜3/16

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マイナンバーカードと読み取り対応スマホを準備

🧾

収入と経費を1年分まとめておく

💻

確定申告書等作成コーナーで入力

🔑

電子署名してe-Taxで送信

📨

受信通知(メッセージボックス)を確認

📋 この記事でわかること

  • 申告の前にそろえておく4つのもの
  • e-Taxで申告書を作って送信するまでの流れ
  • 在宅副業(雑所得)特有の経費や帳簿の考え方
  • 初めての人が止まりやすいポイントと対処法

まず押さえたい「在宅副業の確定申告」の全体像

確定申告は、1年間(1月1日〜12月31日)の収入と経費を自分で集計し、その内容をもとに申告書を作って税務署へ提出する手続きです。在宅副業の収入はふつう「雑所得」に区分されます。副業の収入から、それを得るためにかかった経費を差し引いた金額(所得)に対して、税金がかかる仕組みです。

会社員などで給与をもらっている人は、給与以外の所得が年間20万円を超えると所得税の確定申告が必要になるのが基本です。ただ「20万円以下なら何もしなくていい」という意味ではありません。住民税の申告は別途必要になるケースがあります。このあたりは誤解が多いので、20万円以下でも住民税申告が要るケースを別記事で整理しました。

提出期間も先に押さえておくと安心です。令和7年分(2025年分)の所得税の申告・納付は、2026年2月16日(月)から3月16日(月)まで。例年は3月15日が期限ですが、2026年は3月15日が日曜のため、翌3月16日が最終日になります。期限ぎりぎりは作成コーナーが混み合いやすいので、書類を早めにそろえておくと気持ちがラクです。

申告の前にそろえる4つのもの

e-Taxの画面を開く前に、手元の準備が整っているかどうかで作業の速さがまるで変わります。つまずく人がいちばん多いのもこの段階。4つに分けて確認していきます。

📋 e-Tax申告に必要なもの


マイナンバーカード
+パスワード2種

読み取り対応スマホ
+マイナポータルアプリ

1年分の収入と経費の記録

源泉徴収票・支払調書など

STEP 1:マイナンバーカードと2種類のパスワード

マイナンバーカード方式でe-Taxを使うには、カード本体に加えて2種類のパスワードが必要です。ひとつは「利用者証明用電子証明書」の数字4桁。ログイン時に使い、3回連続で間違えるとロックされます。もうひとつは「署名用電子証明書」の英数字6〜16文字で、送信時の電子署名に使い、こちらは5回連続でロックです。どちらもカードを作ったときに自分で設定したものなので、思い出せるか先に確認しておきましょう。

📝 パスワードを忘れた・ロックがかかった場合は、コンビニのキオスク端末(マルチコピー機)で初期化・再設定ができます。スマホ専用アプリから事前予約し、24時間以内にカードを持参して手続きします(手続可能時間は6:30〜23:00)。両方ロックした場合は市区町村の窓口へ。

STEP 2:読み取り対応スマホとマイナポータルアプリ

スマホで完結させるなら、マイナンバーカードの読み取りに対応した機種と、デジタル庁の「マイナポータルアプリ」のインストールが必要です。パソコンで作る場合も、カードの読み取りには対応スマホかICカードリーダライタを使います。なお、Androidではすでに「スマートフォンのマイナンバーカード」が使え、iPhoneも2026年1月から利用できるようになりました。対応機種なら、カードをかざす手間自体を省ける流れになっています。

STEP 3:1年分の収入と経費の記録

在宅副業の収入は、振込明細やサイトの管理画面などから1年分を合計します。あわせて、その収入を得るために使った経費もまとめておきましょう。経費にできるのは「副業で収入を得るために必要だった支出」が基本。パソコンやスマホの購入費、通信費、家賃などのうち、仕事に使った割合分(家事按分)が対象になり得ます。プライベートと混ざる支出は、使った割合で按分するのがポイントです。

📝 業務に係る雑所得は、前々年分の収入金額が300万円以下なら現金預金取引等関係書類の保存義務はありませんが、300万円を超える年があった場合は関係書類を5年間保存する必要があります(国税庁・No.1500雑所得)。金額にかかわらず、明細やレシートは残しておくと後で困りません。

STEP 4:源泉徴収票・支払調書など手元の書類

会社員の方は勤務先の源泉徴収票、副業先から源泉徴収されている場合は支払調書などが手元にあると入力がスムーズです。チャットレディやテレフォンレディなど報酬から源泉徴収されている働き方では、申告することで払い過ぎた税金が還付されるケースもあります。明細は捨てずにとっておきましょう。生命保険料などの控除証明書も、マイナポータル連携で自動入力できる場合があります。

e-Taxで申告書を作って送るまでの手順

準備が整ったら、いよいよ入力です。在宅副業の所得税の申告には、国税庁の「確定申告書等作成コーナー」を使います。スマホ・パソコンどちらからでもアクセスでき、画面の案内に沿って金額を入れていくと税額は自動計算。計算間違いの心配はほとんどありません。

確定申告書等作成コーナーにアクセスして読み取る

作成コーナーを開き、提出方法で「e-Tax(マイナンバーカード方式)」を選びます。マイナポータルアプリでマイナンバーカードを読み取り、本人認証を行う流れです。e-Taxが初めての人は、この過程で半角16桁の「利用者識別番号」が発行されます。番号は後から使う場面があるので、メモかスクリーンショットで控えておくと安心です。

収入と経費を入力する

収入の種類を選ぶ画面では、在宅副業は基本的に「雑所得(業務)」を選び、STEP 3でまとめた収入と経費を入力します。給与がある人は、給与の源泉徴収票の内容もここで入れます。マイナポータル連携を設定しておくと、源泉徴収票や医療費、ふるさと納税などのデータを一括取得して該当項目へ自動入力できるため、入力の手間と転記ミスを減らせます。

電子署名をして送信・受信通知を確認する

入力を終えたら、作成した申告データに電子署名を行います。ここで使うのが署名用電子証明書のパスワード(英数字6〜16文字)です。送信が完了すると、画面に受付番号・受付日時が表示されます。ただし、この「送信完了」画面は形式的なチェックを通った合図にすぎません。少し時間をおいてe-Taxにログインし、メッセージボックスに届く「受信通知(審査結果)」まで必ず確認して、正常に提出できたかを見届けてください。

✅ 還付申告の場合、e-Taxで送信してから2週間程度すると、還付金の処理状況がログインして確認できるようになります。メールアドレスを登録しておくと、状況が更新されたときに通知が届きます。

在宅副業で初めての人がつまずきやすいところ

手順そのものより、細かい前提でつまずくことのほうが実は多いんです。読者から寄せられた相談で目立った例を、起きたことベースで挙げておきます。

⚠️ 利用者識別番号を発行し直したら、前の番号が使えなくなった。すでにe-Taxを使ったことがある人が「新規取得」をしてしまうと、以前の番号とメッセージボックスの内容が引き継がれず確認できなくなります。心当たりがある人は、新規ではなく「変更等届出」の手続きを選びましょう。

⚠️ 署名用パスワードをうろ覚えのまま入力し、5回間違えてロック。送信直前で止まり、コンビニ初期化に行く羽目になった、という声もありました。送信前に、パスワードが有効かどうかを「JPKI利用者ソフト」で先に確認しておくと、この足止めを避けられます。

⚠️ 経費の領収書を年明けに探し始めて見つからず、計上できる支出を取りこぼした。通信費やツール代など、その都度フォルダやアプリに記録しておけば、申告時に「あれどこだっけ」がなくなります。

申告が終わったあとに確認しておきたいこと

送信して受信通知を確認できたら、ひと安心です。ただ、その先にもう一歩だけ見ておくと、翌年がぐっとラクになります。所得が確定したことで、扶養に入っている方は「扶養の壁」を意識する場面が出てきます。所得税の納付がある場合は、振替納税の手続きをしておくと払い忘れを防げます。

在宅副業の税金まわりは、確定申告の手続きだけでなく、扶養・住民税・社会保険までつながっています。全体像をいちど通して把握しておけば、来年は「何を準備すればいいか」が最初からわかる状態になります。

よくある質問(FAQ)

Q. e-Taxの利用に手数料はかかりますか?経費はどこまで認められますか?

A. e-Taxの利用自体に手数料はかかりません。経費は「副業の収入を得るために必要だった支出」が基準で、通信費やツール代、按分した家賃などが対象になり得ます。プライベートと共用のものは、仕事で使った割合分だけを計上します。判断に迷う支出は、まず明細とレシートを残しておくのが安全です。

Q. マイナンバーカードがなくてもe-Taxで申告できますか?個人情報は大丈夫?

A. ID・パスワード方式という方法もありますが、新規発行は停止されているため、これから始める人は基本的にマイナンバーカード方式になります。e-Taxは国税庁の電子申告システムで、データには電子署名を付けて送信し、改ざんされていないかが審査されます。カードのパスワードは2種類とも、自分しか知らない設定にしておきましょう。

Q. 申告書の作成から送信まで、初めてだとどれくらい時間がかかりますか?

A. 収入と経費を事前に集計してあれば、入力自体は1〜2時間が目安です。時間がかかるのはたいてい準備段階。パスワード確認やアプリのインストール、書類探しでつまずきます。先に「準備の4つ」を済ませてから作成コーナーを開くと、当日の作業はかなり短く済みます。提出期限(2026年は3月16日)の直前は混み合うので、余裕を持って取りかかってください。

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